二人ゲームの定番「三目並べ」の必勝法(と言うか不敗法)です。
まず基本のルール。3×3 の格子の中にプレーヤーが交互に「○」と「×」を書き込んで先に3つ並べた方が勝ちになります。「三目並べ」は地域によって「まるばつ」「マルバツゲーム」「○×ゲーム」「マルペケ」と呼ばれていますが、ルールは同一です。ちなみに英語では「tic-tac-toe」です。
このゲームは先手の置き石に対して後手がミスをした場合にのみ勝敗が決まります。両者にミスがない場合は必ず引き分けになります。盤面は9マスありますが、先手が石を置く選択肢は「隅」「辺」「中」の3通りしかありません。この3通りに対して後手が置いてはいけないマスに石を置くとその時点で負けが確定します。まずは後手の正解が1マスしかない「隅」を例にして解説します。
先手が「隅」に石を置いた場合、後手が「中」以外に石を置くと最終的に全て負けになります。
先手が「中」に石を置いた場合、後手が4マスの「隅」以外に石を置くと最終的に全て負けになります。
先手が「辺」に石を置いた場合、後手が「辺の」両脇2マスの「隅」か、「中」の1マスか、「中」を挟んだ反対側の「辺」の1マスか、この4マス以外に石を置くと最終的に全て負けになります。
これが必勝法(というか不敗法)の全てです。実戦で使う場合は、先手を取ったときに「隅」へ石を置いてみましょう。これによって対戦相手が必勝法を知っているか知らないかの判断できます。
もし対戦相手が必勝法を知らない場合は、3パターンの先手を織り交ぜて必勝法に気付かれないよう勝利を重ねましょう。知っていた場合は決着がつかないので別のゲームを提案しましょう。後手の場合はミスをしないようにだけ気をつければ必ず引き分けにできます。
もし対戦相手が必勝法を知っていた場合は、このゲームでは絶対に決着が付きません。それでは暇つぶしにならないので、運の要素が重要な別のゲームで遊びましょう。
で、なぜこんな動画を作ったのかというと「ルールと定石を知らないと敗北する」ということを実感して貰いたかったからです。これはゲームだけでなく投資やあるいは社会そのものにも当て嵌まることです。まず知ること。それによって勝てないまでも負けなくなります。そしてルールを利用しさらに定石を崩せる段階に至れば勝者になれます。一度の勝利で満足してはいけません。一度の敗北で絶望してはいけません。重要なのは勝率です。何度負けてもトータルで勝っていれば人生の勝利者たり得るのです。
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